種村季弘の眼 迷宮の美術家たち

板橋区立美術館で開催中の種村季弘展に行ってきました。 鰯の頭がたくさんついた帽子をかぶっていらっしゃる。信心からということでしょうか。彼が池袋出身とは知りませんでした。 種村さんは日本のマニエリスムブームの火付け役と言われていますが、王道を…

王子さまとの出会い

だいぶ間が空いてしまった。相変わらず毎日1時間くらいずつちまちま勉強している。NHKCDブック ラジオまいにちフランス語 中級をめざす人のフランス語文法作者: 杉山利恵子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/01/17メディア: 単行本(ソフトカバー)…

「うーーーわーーー☆」がききたくて

以前、息子の食が細かったころ、どうやって食べてもらうか思い悩んでいると「大丈夫、男の子はそのうち肉さえ与えとけばよくなるから」と諸先輩がたにアドバイスされました。そしてそれは真実でした(反面、肉以外を食べてくれないという新たな悩みを抱える…

二人の旅

息子のブーブーBOOMはまだまだ続いているのですが、相変わらずバスやトラックなどの大型車やミキサー車やクレーン車などの工事の車に惹かれるらしく、乗用車にはついに見向きもしなくなりました。散歩コースも緑道や公園から、ガソリンスタンドや大型車用の…

À la recherche du temps perdu

失われた時を求めて ─まんがで読破─作者: プルースト出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2013/06/28メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る フランス語を勉強し直したらだんだんフランス文学を読みたくなりいろいろ検索しているうち、気になっ…

母は殴られ屋ではないのです

先日、息子が空のペットボトルで猫をぶん殴ろうとしつこく追い回すので叱ったら、うちに遊びに来ていた母に、ウワーン!と明らかに嘘泣きと分かる声をあげながら抱きつき、「この人が怒ってるのー」と言わんばかりにこっちをチラチラ見てきました。っかー!…

失われた潤いをもとめて

NHKCDブック ラジオまいにちフランス語 中級をめざす人のフランス語文法作者: 杉山利恵子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/01/17メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 8回この商品を含むブログを見る 今月に入ってから始めた文法本。1日1課…

宇宙人母さん

この夏プール監視員をして暮らしています。そうは言ってもお給料をもらっているわけではないので暮らしているという言い方は変ですね。 このところ散歩に出るには暑すぎるので、ベランダにビニールプール広げて1歳8ヶ月の息子をあらよっと放り込んでいるので…

所詮この世は生まれてきたもの勝ち

お向かいの小学生男子がリコーダーを毎日一生懸命練習しているけれどちっともうまくなりません。蝉の声と混ざってひどい不協和音です。夏休みだなあ。 育った家を出てからこの8月で15年になりました。節目として何か書いておかなくてはと思いながらいつの間…

仏検

これが久松式!本気で鍛えるフランス語ドリル―覚える初級編作者: 久松健一出版社/メーカー: 国際語学社発売日: 2013/04/28メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 久松先生のドリル、とりあえずやり尽くした。もちろんこの本ばかりやってたわけじゃない…

楽園ワルツ

南へ行こう 雪を知らない国へ夢のさめぎわ そっとくぐり抜けて水面漂う三日月に乗り込み太陽に愛でられた島へ向かうよ秘密の果実を頬張る君の黒い乱れ髪金色にこぼれてゆく僕はもう何もいらないよ君の中で骨になれるのなら差し伸べた手に手を重ね合わせて溶…

春からのフランス語修業まとめ

息子のブーブー観察のお供をするとき、通り過ぎる車のナンバー4ケタをフランス語で言う練習することにした。某ブログで知った勉強法。これがなかなか難しくていい訓練になりそう。 この4ヶ月弱のフランス語の勉強の過程と参考書を自分のためにまとめておくこ…

ブーブーBOOM!

ついに来るべき時が来たというのでしょうか。うちの息子も電車と車にものすごい勢いでのめり込むようになりました。男児持ちのみなさんが口を揃えて言う「男の子は教えなくても必ず車や電車が好きになる」という言葉、紛うことなき真実でございました。 毎朝…

溺れないための修業

フランス語の勉強を再び始めてから3ヶ月が過ぎました。3行程度ではあるものの、1日も欠かさずにFacebookで日記もつけています。相変わらず育児の息抜きにノロノロ続けている感じですが、最近柴田元幸さんのこんな言葉を知りました。頭を使わなくなるためには…

イタリア・ボローニャ国際絵本原画展

板橋区立美術館のイタリア・ボローニャ国際絵本原画展に家族で行って来ました。 学生のころ同じ展示を観に来ていて、駅からずいぶん遠いなーと感じたことだけ覚えていたのですが、子連れだと尚更遠くに思えました。でも息子がたくさんの絵に興味を持ってくれ…

いつかモジャモジャになる日

息子(1歳半)と散歩していると、見知らぬ人からよく女の子に間違えられます。まあ、間違えられても「ごめんなさい、あんまり可愛いのでつい……」とお世辞を言ってもらえるので悪い気はしませんし逆パターンのような気まずさもないです。 しかし親の欲目でも…

はじめての水族館

親子3人で池袋のサンシャイン水族館へ行ってきました。息子(1歳半)にとっては生まれて初めての水族館。 お空にアシカが悠々と泳いでいてびっくり!旭山動物園みたい。親はかなり久々に来ましたが、昔とはずいぶん様変わりしましたねえ。 ずらり並んでミス…

寝かしつけプロレス

息子1歳半、赤子以上人間未満。大変なことはそれはそれはたくさんあるけれど、なかでも寝かしつけに悪戦苦闘しています。先月断乳するまでは乳で寝落ちするのを待てば良かったのですが、これからは自力で寝てもらわねばなりません。 母の理想としては、絵本…

1歳半

息子が1歳半になった。 昨年12月、1歳なりたてで体重が11kg、成長曲線上限ギリギリになったときは「いったいこの子はどこまで重くなるんだ!」と震え上がったけれど、歩き始めてから背はぐんぐん伸びたものの体重は変わらず、1歳半健診では200g減って10.8kg…

雨の色は

ゆうべの手紙にこころがはぐれ うつらうつらの午後は夜鷹の鳴く島に住む人を訪う夢をみる柔らかく降り注ぐ音のないさみしさは瞼の奥深くに終わりを告げた雨の色冷たく輝く群青にしどけなく抱かれ思うあの指と声は今頃どこで誰に触れて笑う白く光る身体で夏の…

人は着るもんで変わるんや

子を持つまでは、夫と下北あたりで古本や中古CDを漁りながらのんびり古着屋を回るのが楽しみのひとつでしたが、出産後はそんな道楽は夢のまた夢となり、ひたすら育児に追われる毎日となりました。 このほど断乳して「わーいやっと好きな服が着られるぞ!」と…

青のかたみ

オレンジに傾いた月の姿で潮時を占う確かめたはずの唇さえもが滲んで見えないああ 冷たい水底さえ暖かな褥のようで私の嘘が見え隠れしているふたりを包んだ優しい孤独白い雨そぼ降る部屋の隅あなたのかたみが泣いてる柔らかな雨の音に寄り添うように言葉をた…

バルテュス展@東京都美術館

GW代休の夫に子守を押し付けて、念願のバルテュス展(http://balthus2014.jp)に行ってきました。バルテュスの絵に触れるのは、17年前にメルシャン軽井沢美術館(http://www.museum.or.jp/modules/im_museum/?controller=museum&input%5Bid%5D=4091)でジャ…

『素敵なフランス語のフレーズ365』

フランス語を再び勉強し始めて1ヶ月半が過ぎました。進捗状況は置いといて、毎日わりと真面目に頑張ってます。最近ブログの更新が滞っているのはなんだかんだそのせいです。文法のおさらいがなかなか骨なのです。関係代名詞相変わらず苦手……。 先日図書館で…

さめぎわ

地下鉄を抜けた ふじ色の夕空に閉じ込められて帰れなくなったふりをしたわたしすこしだけ すこしだけ移ろうことに飽きてしまった散らかったままのざわついたからだが思い出すたびに熱を帯びてゆくのがわかるわたしすこしだけ すこしだけ戦くごとに年老いてゆ…

『消えたい 虐待された人の生き方から知る心の幸せ』高橋和巳

『子は親を救うために「心の病」になる』(http://hayashinaoko.hatenablog.com/entry/2014/04/21/141225)に続き、著者の本を読むのは2冊目。 著者は虐待を受けて育った人間のことを「異邦人」と呼ぶ。「異邦人」はその他9割の「普通の人」とは異なる世界に…

カーネーション

「カーネーション」の再放送を観ている。大好きな大好きなドラマ。あれからもう3年なのか。当時は影も形もなかった我が子が、今はもりもり海苔巻き食べて、わがまま言って(何言ってるか分からないけど)ギャンギャン泣いて、公園で元気に走り回って遊んでい…

日比谷公園

昨日は旧友に誘われて、息子を連れて日比谷公園に行って来ました。久しぶりの公園散策です。これまで「日比谷公園?ライブ観るとこだよね?」という感覚で、名にちゃんと「公園」を冠しているにも関わらず、公園という認識が薄かった場所です。当たり前です…

海あかり

うす紫に燃える 窓の中の海まばたきひとつで魚になれそうな気がしたの膝の上の猫にとつおいつ話すのは他人づてに聞いていた父と母のゆくえ父さんは唄うたい 母さんは踊り子波の奥に漂うちいさな島に暮らすというひとりきり娘は架空の恋人と遊び海色のインク…

赤ちゃん抱っこ撮影会@両国国技館

今日は両国国技館での赤ちゃん抱っこ撮影会(http://www.sumo.or.jp/ticket/tokyo/special_ticket)に行ってきました。赤ちゃんのときにお相撲さんに抱っこしてもらうと、その子は無病息災で育つと言われています。 せっかく相撲好きとして生きてきて子ども…