2014-03-07 花のゆれ 詞 たあいないあなたとのおしゃべりの中にわたしはかすかな気配を感じとるとてもいい匂いのするそれはわたしだけの小さな秘密ひとり部屋に横たわる夜も散りぎわの花のように心は赤く揺れるふたりの夢を何度も見てしまいそうだから眠らずにいるの夜の闇に紛れるあなたの目を瞬きもせずに見つめつづけた別れてしまった恋人のようにあなたに降り積む淡雪の思いひとり街に佇むときでも空の青にあなたのかけらを探してしまうふたりの指をどこかでつなぐためわたしは静かに目を閉じる(2001)