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おとなは誰も、はじめは子どもだった

2歳の息子は、老若男女問わず、目が合った相手には必ずニコニコと笑いかける。出会う人みんなと仲良くなりたいのだ。すると相手もたいていニッコリと微笑み返してくれる。それを見て母親の私は嬉しくなると同時に感心する。仲良くなりたければ相手に笑いかければいい。白鵬ではないけれど、それは2歳の子どもでも分かる真理だ。

Toutes les grandes personnes ont d'abord été des enfants. (Mais peu d'entre elles s'en souviennent.)
おとなは誰も、はじめは子どもだった。
(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)

サンテックスの言葉が今ほんとうに胸に沁みる。

残虐な行為を繰り返すテロリストも、愚かな政策を打ち立て続ける政治家も、みんなはじめは子どもだった。いったいどこで間違えるのか。憎しみからは憎しみしか生まれないことを、昔は知っていたはずなのに。

話がそんな単純なものではないことは分かっている。それでもずるずると悪い方向に流れていく状況に納得はできない。私はずっともがき続けるのだろう。

「出会う人みんなと仲良くなりたい」この微笑みが消えてしまったら、それこそ何もかも終わってしまう。子どもの笑顔は希望の光だ。息子のこの長所を妨げずに見守り続けることだけが、今の私が明日のためにできる唯一のことなのかもしれない。

誕生日の夜にそんなことを考えた。このブログを書き始めて今日で1年になる。


星の王子さま (岩波少年文庫 (001))

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