短歌を詠んでみる ーはてな 題詠「短歌の目」12月ー

あっという間に師走です。

晴れて暖かい日に上野動物園に行きました。大人だけビールを飲んで、息子(もうすぐ3歳)には麦茶を与えておいたら「オレンジジュース!」と怒られました。そりゃそうか……。息子にとっては、毎日が長い長い冒険なんだろうな、と思うと羨ましいです。こっちは年取って一年過ぎるのがますます早くなっていきます。恐ろしや。


毎回参加している短歌の目、今回で一区切り、ラストだそうです。今までありがとうございました。短歌に取り組むのは初めてでしたが楽しかったです。題詠というかたちだからこそ毎回自分にもできたんだと思います。再開の折にはまたぜひ参加したいです。

1. ファー

いつの間にこんなとこまでファーラウェー 何しに来たか忘れちゃったよ

2. 蜜

切り分けて蜜を見つける嬉しさよ 真冬を連れて林檎到来

3. LED

いけませんレッドと呼んじゃLED とこしえのよに眩しいお方

4. グレーゾーン

今日もほらあちらこちらではみ出して グレーゾーンのただ中にいる

5. くま

かあさんは年中夜なべくまつくる 手袋だけが編むものじゃない

6. 石

どんぐりのかわりに小石集めてる かじかむ指で真冬の子たち

7. イエス

一言があまりに遠くもどかしく ぽつりイエスと君の横顔

8. 鐘

その鐘は妙なる楽のようであり 祈りにも似て私を鳴らす

9. 氷

ガリガリと頬張る氷溶けていく 口の中だけ南極気分

10.【枕詞】降る雪の

降る雪の白さにも似た猫といる こたつ常春うたた寝日和