短歌を詠んでみる ーはてな 題詠「短歌の目」11月ー
先月で我が家の猫も11歳となりました。おめでとうおめでとう。秋もいよいよ深まってまいりました。真冬に極寒の公園で息子と遊ぶことを想像するだけで鳥肌が立つ思いがしますがいたしかたありません。
毎月楽しみにしている短歌の目、今回はどんぐり拾いをしたり、飛行機雲を追いかけたりした日常を中心に詠んでみました。よろしくお願いします。
1. シチュー
夜になる冷たい雨が雪になる 子らを迎えるあつあつシチュー
2. 声
君の声僕を奏でる君の声 いつしか耳に棲みついている
3. 羽
さあ焼けた上手く出来たかお立会い みんな大好き羽根つき餃子
4. 信
救われぬ信じてみてもどうせまた 彼方とわたし繋いでみても
5. カニ歩き
売り出しだあちらこちらへカニ歩き 目移りはする決められもせず
6. 蘭
今月も新装開店したって 場末スナック咲きほこる蘭
7. とり肌
一夜ごとひと肌恋し晩秋に とり肌立てて潜り込む閨
8. 霜
朝早くどんぐり拾い来てみれば 落ち葉と霜の演奏会だ
9. 末
もういいさ負けず嫌いが不貞寝する 誰が呼んだか末っ子気質
10.【枕詞】ひさかたの
ひさかたの飛行機雲を追いかけて ぐるり地球を一回りする