短歌を詠んでみる ーはてな 題詠「短歌の目」9月ー
秋の入り口は雨続き。フランス語の勉強にはいいかもしれませんが、体力の有り余った2歳児を抱えた身としてはいい加減倦み疲れてきました。
では気を取り直して今月も詠みます。
1.一錠
一錠じゃ効かぬ痛みと今月も闘いながら生きていくのさ
2.おい
おいすがるやたらに長い影法師引きずりながらここまで来たよ
3.ウーパールーパー
かなしそう春夏秋冬いつ見てもウーパールーパーはだかんぼう
4.マッチ
「ギンギラギンにギンギラギン」母が歌うマッチさりげなくならない
5.葉
葉の色は変わらなくともどんぐりが囁きかける季節の汀
6.月
今日もまたレモンに似せた月ゆらり約束はまだ果たせないけど
7.転
坂道を転がり落ちてどこまでもちびっこ部隊今日も全力
8.舌
あいつには舌が何枚あるのかな捲れば見える彼岸の夕べ
9.飽き
飽きるほど繰り返してたはずなのに失くした時がわたしを責める
10.【枕詞】うつせみの
うつせみの枕を離れ今宵こそ叫んでみせる僕らあやかし
ご近所の子。好き嫌いなくなんでも食べるのだそう。息子よ少しは見習っておくれ……。