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『フランス詩のひととき』をディクテする

仏検も終わって一段落したので試験勉強を離れた読書を始めた。今回は詩のディクテ。以前から欲しかったのだけどずっと品切だったのだ。ようやく買えて嬉しい。

中世から現代までの詩が36篇。ボードレールランボーなど、有名な作家の作品も収められているけれど、私にとっては未知の作家も多くて楽しい。小説ももちろん好きだけれど、フランス詩の音の響きの美しさはやっぱり別格だと思う。心揺さぶられる。

風のゆらぎ、花の色、そよぐ草木、いにしえの城壁、たゆたう海、あの人の微笑み……

詩はたった一言で読み手を世界の果てまで連れて行ってくれる。そしてあっという間に心に王国を打ち建てることができる。なにものにも代えがたい不思議な魅力だ。ユゴーがうたうように歌には翼がある。台所の片隅から、今夜も私はあてどない旅に出る。