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男の子のなぞ!

図書館へフランス語の参考書を返しに行った足で借りてきました。

男の子のなぞ!

男の子のなぞ!

いわゆる「育児本」の読者は圧倒的に男の子の母親が多いのだそうです。「男の子の方が育てにくいから悩みも多い」とする向きもあるけれど、単純に自分とは異なる性である男の子のことを知るため、ということもあるんじゃないでしょうか。私には息子(2歳2ヶ月)がひとりしかいないので、彼が女の子と比べて育てにくいのかどうなのかは分かりません。ただ私には男きょうだいもいないので、男の子という生き物は正に「なぞ」だらけ。だからこういう本をときどき読むと勉強になるし興味深いです。

以下面白かった箇所。


男の子の50%は男の子らしくない。


身だしなみがきちんとしていてご挨拶ができてお片づけもすすんでやって親の言うことを素直に聞ける男の子……そんなものは単なる幻想。でも、

外遊びが好きで、友だちとガンガン遊び、ケンカもするしケガもする子

こういう「元気な子」もまた男の子らしさの理想像として一人歩きしています。

現実には「男の子らしく」ない子だってたくさんいるし、かと思えば部分的に「ここは「男の子らしい」のに、ここは全然違う」という子もいっぱいいます(そっちのほうが多数派かもしれません。うちの子もそうです)。大人と同じく複雑で一筋縄ではいきません。

先日、有料の子どもの遊び場へ友だちの家族と出かけたところ、息子は初めこそ張り切って車に乗っていたものの、お目当の屋根付きの車は誰にも譲ってもらえないと知ると、残り時間をずーっとおままごとをして過ごしました。最近おままごとにハマっているとはいえ、ちょっとびっくりする光景でした。

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一緒に遊んでいた友だちの娘(3歳)が飽きて他の遊び場へ移動してからもひとりもくもくと鍋を揺する息子。ボールプールやすべり台には全く見向きもしませんでした。私は汚れた大人なので「もったいない……」と思ってしまいます。

今、巷の子どもたちを震え上がらせている鬼から電話アプリはケタケタ笑ってあしらうくせに、息子はどうやら遊具が怖いらしく、中でもすべり台が一番苦手(でもブランコは大好き)。元気いっぱいに遊んでいたかと思いきや、女の子よりずっと慎重でビビりだったりするし、謎です。

親としては歯がゆいこともあるけれど、

元気がいい!でも、元気じゃなくてもいいと思い出す。

に、そうだなあと共感します。元気じゃなくても健康で本人が楽しそうならなんでもいいや、というところに最終的には落ち着くのです。

息子のおままごと熱は高まる一方で、リンゴを包丁で切ってはダンプカーに乗せて走らせる日々です。大好きな車とも上手に組み合わせて遊んでいるので感心します。
周りから「料理男子としても将来有望だね」と言われていますが、一過性のものか今後も続いていくのかは未知数です。でも来年まで続くようならバレンタインのチョコを一緒に作ってみようかな、と思います(フランスではチョコを混ぜるのは男の子の仕事とも言われています。なぜならけっこうな力仕事だからですよ!)。


車輪ものが大好き。
でも電車好きとミニカー好きは交わらない。

「乗り物好きは、やがて電車(プラレール)派と自動車(トミカ)派にわかれる。そしてそれから一生、わかれたままになる」

「自動車派男子のマイブームは移ろいやすく、電車派のブームは一生続く」
トミカを集めるのが好きな子はヒーローものに移行して、恐竜、昆虫へと興味を広げる。飽きやすく子ども世界の流行に敏感(というか流されがち)でもある。
一方、電車派は2歳にして山手線一周の駅名を覚え、小学生で時刻表を熟読し、プラレールから模型のNゲージへと、一途にマニア道を歩いていく。
どちらかというとトミカ派はスポーツマン、プラレール派は知性で勝負(オタクも含む)する大人へと成長する。
だから鉄道マニアのパパはたくさんいるが、趣味と言えるぐらい自動車マニアのパパは割合に少ない。

夫がトミカ→戦隊物にすんなり移行したクチなので、ここはすごく面白かったです。
スポーツマン云々はまた別問題のような気もしますし、電車好きで昆虫と戦隊物も好きな男の子も知っているのでまるまる賛同はできませんが、電車好きと車好きが交わらない、という部分はなんとなく分かる気がします。

何度か書いているように、息子はバリバリの車派です。おじいちゃんにもらったプラレールも持っていますが、車ほどのめり込む気配は見せません。人にそれを言うと決まって「親が車に詳しくなった頃にあっさり卒業して戦隊物に行くよ」と言われます。最近私自身が工事車両に少しずつ詳しくなってきたので寂しい気もしますが、そうなったらそれで、息子が熱を上げている今のうちはとことん付き合っていきたいです。

この本のあとがきには

子どもの個性は千差万別で、男女差より、個人差のほうが大きいのではないか、ということ

(+ジェンダーの問題でこの本をまとめる時に迷った)とありましたが、車両好きをはじめ、攻撃性や会話能力の差など、性差を考慮に入れなければ説明がつかない問題もたくさんあります。
それも踏まえつつ、「息子らしさ」とは何かを観察していくのが親の大切な役目なのかなと思っています。

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