宇宙人母さん

 この夏プール監視員をして暮らしています。そうは言ってもお給料をもらっているわけではないので暮らしているという言い方は変ですね。

 このところ散歩に出るには暑すぎるので、ベランダにビニールプール広げて1歳8ヶ月の息子をあらよっと放り込んでいるのです。家の中にいるだけだと、力のありあまった息子が母に馬乗りになって殴ったり蹴ったり髪の毛を引っぱったり、顔中舐めまわして引っ掻いたり、とにかく大暴れで大変なことになるのです……。

 息子がプールで遊んでいる間、彼が所望するビーチボールやペットボトルや水を次から次へと先回りして差し出しつつ、ピンクレディーの『UFO』で歌われてる「あなた」ってお母さんみたいだな、だとしたらお母さんは宇宙人なのかね、とくだらないことを考えています。1歳児にお酒は差し出せませんが、代わりに牛乳の準備ならあります。何か余興をやれ、と請われても(息子はまだ喋れないのですが、お母さんは宇宙人なのですぐに分かります)ベランダにギターを持ってくるわけにはいかないので、「おかあさんといっしょ」の「ブンバボーン!」を何度も必死に踊り狂います。2階で外からは息子とプールは死角になっていますし、変なおばさんがひとりで踊り狂っているのは多少見えるかもしれません。でも宇宙人なので地球人どもにどう思われても構いません。

 というわけでプールが終わるころは母だけがヘトヘトにくたびれているので、黄金色の炭酸水一杯を飲むことをお許しください。

 ちなみにうちのビニールプールはこれです。

角型ビニールプールブルー

角型ビニールプールブルー

 車が描いてあるという理由だけで購入したのですが大正解。息子は水遊びしながらも定期的に水底の車を指差して「こー?(これは?)」と尋ねてきます。車好きの子に超おすすめです。底に排水栓がついているので水を捨てるのも楽です。


 これだけだとなんなので最近のお気に入り絵本。

よるくま

よるくま


 Eテレのてれび絵本で紹介されていて知りました。たいへんなベストセラーだそうなのに、子が産まれるまで絵本をほとんど読む習慣がなかったので知りませんでした。
 真夜中に家にやって来た可愛いくまのこ「よるくま」と「ぼく」が一緒によるくまのお母さんを探す物語。読むたびにぐっときます。よるくまが可愛いのはもちろんのこと、短い物語なのにお互いが離れているときの子どもごころと親ごころ、どちらも丁寧に描かれていて素晴らしいなあ、と何度も読んでしまいます。
 ビビッドなのにノーブルで絶妙な色合いも素敵です。こういう絵本をゆっくり読んであげたいなあ。

 でも息子が好きなのは断然こっち。

0さい~4さいこどもずかん くるまとでんしゃ 英語つき

0さい~4さいこどもずかん くるまとでんしゃ 英語つき


 パトカーや消防車といった花形よりも、ミキサー車やトラックなどのガテン系が好きらしい。いつもテーブルにこの図鑑シリーズの第一弾といっしょに広げてあります。

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 ご飯なので早く片付けてくださーい!