恋人の名前

夜がこんなにつめたいのは
あなたを忘れかけたせい
かじかむ指で覚えかけの
歌爪弾いても聴くひとなどなくて

今は同じ夜を隔て
互いの名前を夢に叫ぶだけ
あなたがくれたひとつのしるしにすがって息をしてる

いつかあなたに見せたかった
この胸のくらやみを
決してあなたは怯えたりしない
はじめからわかっていたような気がする

そして巡る季節のなかで
互いが名前だけに変わっても
あなたがくれたひとつのしるしにすがって息をしてる

今は同じ夜を隔て
互いの名前を夢に叫ぶだけ
あなたがくれたひとつのしるしにすがって息をしてる


(2002)
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