子どもに食べてもらうには

 息子1歳3ヶ月、身体は平均よりだいぶ大きいほうですが、そのわりに食が細く、離乳食を始めた生後6ヶ月ごろから今に至るまで、食事のたびに頭を悩ませています。特に米(軟飯)があまり好きでないという日本人として由々しき事態。「男の子だしそのうち呆れるほどたくさん食べるようになるよー」と友だちに慰められ、頭では期間限定の悩みと分かっているのですが、今この瞬間はやっぱり心配してばかりです。
 
 長いこと食に関心のなかった息子ですが、最近イチゴがいたくお気に入りになり、好きが高じてか、手づかみやフォークで器用に食べられるようになりました。
 
 これまで離乳食に小さく切ったトーストやホットケーキなど、手づかみメニューを工夫して出してもおもちゃにするだけでちっとも口に運ぼうとはしませんでした。結局いつも何もかもあーんで食べさせるか、良くてもフォークに刺しての手渡しだったので、これは大きな進歩です。
 
 イチゴを手づかみ食べ出来るなら、ご飯だってひょっとするとひょっとするんじゃないか?と、昨夜試しにご飯をのり巻きにして出してみたら、とんでもない勢いで食べる!食べる!食べる!あっという間に完食。今までの悩みはなんだったのかというくらいの食べっぷりでした……海苔効果半端ない。今日の昼も出してみたら同じようにガツガツ食べてくれました。おにぎりだとひとつひとつ握らないといけませんが、のり巻きなら細長く作って後は切るだけなのでお手軽です。
 
 これからはのり巻きご飯を自分で食べてくれるので、親は隙をみておかずをあげればいいだけ。飛躍的進歩だー。こぼされても米と海苔なので被害はささやかなものです。
 
 海苔は喉や上顎に貼りつくとか、ウンチがドロドロになって大変なことになる、と聞いていたため今まで避けていたのですが、こんなに食べてくれるなら、よく気をつけつつあげていきたいと思います。
 
 イチゴに出会うことで、1歳3ヶ月にしてようやく手づかみ食べに目覚めた息子。イチゴさん、海苔さんありがとう。長い目で見たらとても小さなことかもしれないけれど、かれこれ10ヶ月悩んできたお母さんは嬉しい!
 
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 のり巻きをお腹いっぱい食べたあとはギターの練習。