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人類皆兄弟

子ども 日常
 今日はこの悪天候の中、友人夫妻が遊びに来てくれて、息子とぶつかり稽古してくれた。ありがたいなあ。息子はふたりと初対面ではないものの、前回会ったのは半年以上も前。それでもまるでふたりとは家族であるかのようにキャッキャと遊んだ。

 息子は人見知り(ついでに場所見知りも)しない。いや、しなさすぎる。むしろ知らない人、知らない場所の方が好きらしい。いつも私を振り返ることなく、知らない人や場所へ突き進んでいく。一見人見知りしていないと思われる子も、親が気づいてないだけで実はしているというのは本当だろうか。いわゆる「やっぱりママがいちばんよね」「ママじゃないとだめね」という経験をしたことがない。ハイハイ期に後追いらしい後追いもなかった。知らない場所も大好きなので、公共の場で騒がれた経験がないのは幸せなことかもしれないけれど、それでも極端すぎる気もする。「人見知りは母子の信頼関係ができている証拠」などと聞くと、じゃあ私と息子はどうなんじゃいと思ってしまう。

 人見知りで悩んでいるお母さんからしたら贅沢な悩みかもしれない。健診の折に相談したら「そんな子はいくらでもいます。人類皆兄弟、素晴らしいではありませんか」と老医師に笑われて終わった。

 それならそれでいいけれど、いつかは息子も人類は皆兄弟ではないどころか諍いばかりを起こしていると知るわけで、そのときはさぞかしショックを受けるだろうなあ、どうフォローしてやろうかなあ、とお母さんまたしても取り越し苦労をしてしまう。

 しかし夜は別人になる。私に抱きついていないと眠れないそうで、ひとりで寝かせておくと必ず泣く。一緒に寝るときも常に腕枕か手をつなぐかしている。昼間空気扱いされているのが嘘のよう。やることがいちいち極端だ。

 初対面の相手に見境なく抱きつくのも夜泣きも、もちろんいつかは終わること。頭では分かっている。どんなふうにバランスをとって成長していくのか、母は心配で仕方ないけれども、同時に楽しみでもある。

 さっき息子が夜泣きしたので「どうしたものか」と夫婦で話していたら、いつの間にか息子がふたりの間でちょこんと正座してニコニコと話に参加していた。お父さんとお母さんはいつだって君のことで悩んでるんだよー!

 

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