かわいくてかわいくて

 

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 こんな自分でも親になれるのか。妊娠してから出産までは取り越し苦労という名の敵とがっぷり四つで相撲を取っては水入りを繰り返す日々だったのですが、産んだら毎日戦争でつらいことを思い出したり悩んだりする暇はなかったし、生後11ヶ月で歩き出して「ああやっと人間に文字通り一歩近づいた」とひと息ついて1歳2ヶ月の今、かわいくてかわいくていやもうとにかくかわいくてたまらないです。寝起きの頭が電撃ネットワークの南部さんみたいでも世界一かわいい。人間こうやって親バカになるんですね。1日少なくとも20回は「おかあさん、◯◯ちゃんのことだーいすき♡」と言ってます。自分の豹変ぶりにびっくりです。
 
 もちろん1歳過ぎても悩みは尽きません。寝付きがとにかく悪くて寝かしつけに1時間以上かかることもあるし、やっと寝たと思えば未だに夜泣きで2時間置きに起こされるし、腕枕してくれないと眠れない!と泣くので(もちろん実際に言うわけじゃないけど腕を掴んで強要してくる)言う通りにしてやると反対側から栞(猫)が「自分も〜」と抱きついてくるので逆ハーレムのごとく両脇に抱えて寝る→翌朝肩も腕もパンパンのガチガチ。
 
 ご飯は毎食イヤだイヤだのグズグズでなかなか食べてくれません。用意した半分も食べれば御の字。着替えやオムツ替えも全力で嫌がるのでおもちゃで気を引いたり歌ったりするけれど、結局は毎回格闘。何かと言えばのけぞって絶叫するので、その度に抱えてなだめすかせて嵐が過ぎ去るのを待っています
 
 でも外出すると途端にいい子に早変わり。いつでもどこでも誰にでもニコニコと愛想よく、「おとなしくていい子ねー」「お母さん楽ねー」と褒められます。家に誰かが遊びにくるパターンでも同じで、普段あんなに嫌がるご飯もお客様がいるとぱくぱく完食します。私が我儘を言える相手だと幼児なりに判断できているのでしょうか。
 
 もちろん毎日大変なのですが、低月齢のときとは雲泥の差です。あのときは母親になったばかりで何も分からずただ必死でしたが、今は多少経験を積んだので手抜きの匙加減が分かってきたのだと思います。
 
 この先2歳近くになればなったでイヤイヤ期も本格化して大変さの種類も変わると思いますが、母も成長するのでそれなりに対応できるんではないかと楽観視しています(さて1年後の私がこのエントリーを読んでどう感じるか楽しみにしたいです)。
 
 せっかく子どもを産んだのだから親を楽しむ工夫をしないともったいないですよね。子どもはきっと、思ってる以上にあっという間に大きくなってしまうのだから。