寝ても覚めても

夜明け前 小舟は出てゆく
最後まで言えなかった
こぼれ出す言葉の玉を
集めましょう
そちらまで

今ならきっとわかる
あなたが教えてくれた
愛のきざし
夢のつづき
花たちの命のおわり

いつだってふたりは並んで
歌い続けていたよね
忘れてたひとつひとつを
奏でましょう
こちらから

たとえば空馳せる 魚や獣のように
まぼろしに本当も宿ること
歌ってくれた

今ならきっとわかる
あなたが教えてくれた
愛のきざし
夢のつづき
花たちの命のおわり


(2011.3)


広告を非表示にする