ウルトラマンに会いたくて

家のすぐ近くにレンタルビデオ屋があるので、天気が悪くなりそうなときはよくお世話になっています。よく借りるのはもちろん息子(2歳2ヶ月)の好きなはたらくくるま関係です。こないだはウルトラマンがパトカーや消防車を紹介する、という男児垂涎のDVDを見…

男の子のなぞ!

図書館へフランス語の参考書を返しに行った足で借りてきました。男の子のなぞ!作者: 子育てネット出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2008/02/21メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るいわゆる「育児本」の読者は…

丸暗記できません

英語とスペイン語のできる友だちと話していて、彼女が「単語を覚えるのが苦手だから自分は語学に向いてない」と言ったので、「暗記なんてしたことない」と答えたら驚かれた。そんな言い方をするとまるで天才肌みたいだけど大間違い。「してない」じゃなくて…

プルースト『スワンの恋』を読む

仏検とディクテの試験も一段落したので、『星の王子さま』以来で久しぶりに小説のディクテを始めた。やっぱり小説を読まないと生活に潤いがなくなってしまう。『失われた時をもとめて』の中の『スワンの恋』の抜粋。日本語でも読むのも大変だった物語を、フ…

試験と栞としおりちゃん

フランス語のディクテの試験を受けてきた。外部の人間でも気軽に受けられるというのが素敵。日本で催されるそれではあらかじめ録音されたものを使うのがふつうだけれど、フランス本国では先生が読み上げる文章を生徒たちが書いていく。今回受けたのはフラン…

おとなは誰も、はじめは子どもだった

2歳の息子は、老若男女問わず、目が合った相手には必ずニコニコと笑いかける。出会う人みんなと仲良くなりたいのだ。すると相手もたいていニッコリと微笑み返してくれる。それを見て母親の私は嬉しくなると同時に感心する。仲良くなりたければ相手に笑いかけ…

妄想子連れパリ旅行

去年の春フランス語を再び勉強し始めてから、モチベーションが下がらないように息子とのパリ旅行を妄想するのが日課だった。私はフランスどころか渡航経験自体がない。いま、フランスはもちろん、この国も、世界中いたるところ、不穏な空気がますます濃くな…

『フランスの子どもは夜泣きをしない』パメラ・ドラッカーマン

フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密作者: パメラ・ドラッカーマン,鹿田昌美出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/04/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る ずいぶん前に図書館で予約していたのをすっ…

ちくわ耳

人の話を全く聞かない、ちくわ耳を持つことでおなじみの私の夫ですが、先日もこんなことがありました。最近、君は「おかあさんといっしょ」のかぞえてんぐ(数えることに命を賭けてる天狗のキャラクター)かい?というくらい、息子は数を数えるのにハマって…

2014年度仏検準2級二次試験

都内の高校にて受けてきた。試験官はフランス人がするものだと思い込んでいたので、面接室に入って日本人が座っていたのにはびっくり。問題は予想よりかなり易しかったので無事全てに答えることができた。ディクテと同じく答え合わせできないので何とも言え…

子を持って知る

息子がときどき鋭い目つきでこちらを見てくることがあってびっくりするのですが、2歳児なので悪意があってやってることではなく、たまたまだと分かっているので驚くだけで終わります。でもその経験から、自分が子どものころ睨んだ覚えは全くないのに「なんだ…

Chaque chose en son temps.

息子2歳1ヶ月、意味のある言葉をまだ一言も発しません。口にするのは宇宙語ばかり。母子手帳によると1歳半で「ママ」「ワンワン」などの単語を、2歳で「ブーブーキタ」「マンマチョウダイ」などの二語を発するのが望ましいとされているようです。一般的に男…

Je ne sais pas parler français.

気付けば1月も半ば、仏検二次試験まで10日余りと迫っている。自信を持って受け答えできるのは時間と天気くらい。まずい。読み書きはそこそこだけど、聞く話すが相変わらず置いてきぼり、話し相手がいないからしょうがないけれど、典型的な日本人のよろしくな…

イエラ・マリ展 ー字のない絵本の世界ー

板橋区立美術館で催されているイエラ・マリ展(http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/ex141122.html)に駆け込みで行って来た。素晴らしかった。イエラ・マリは1931年生まれで昨年亡くなったイタリアの絵本作家。遺した作品はたった8冊と寡作ながら、…

いのちはめぐる

少し前になりますが、先月生まれたばかりの甥っ子に会いに夫の実家へ行ってきました。いやもう可愛かった!伯母ちゃんもうメロメロです!新生児のしぐさも泣き声も果てはウンチに至るまで、とにかく懐かしくて愛おしくてたまらなかったです。息子ももちろん…

お正月も平和です

あけましておめでとうございます。大晦日は夫と息子が早々に寝付いてしまったため、栞(猫)とふたり除夜の鐘を聞きながら静かに年明けを迎えました。去年は授乳のため飲めない正月だったので、今年こそ飲もうと意気込んでいたのですが、夫はいつものように…

さようなら、星の王子さま

クリスマスイブに"Le Petit Prince"をようやく読み終えた。ちょうど3ヶ月かかった。ディクテした文章は無印ノート1冊分。ずっと王子さまと一緒に旅をしていたような気がする。書き取りしながらだと1度に1ページ読めるか読めないかだし、息子の寝つきが悪いと…

2014年度仏検準2級一次結果と赤い本

仏検一次、無事通過していた。自己採点通りの93点。ということはディクテノーミスのうえ、あの適当な筆記体をちゃんと読んでもらえたということだ。これは嬉しいし自信になった。今後もディクテの試験は筆記体でいこう。ニ次試験は1月末。もっと早く実施して…

息子2歳

息子はこのほど無事2歳になりました。12月は夫と息子の誕生日、クリスマス、年越しと、イベントづくしの我が家です。さて、世間では2歳といえばイヤイヤ期、イヤイヤ期といえば2歳、というくらいに第一次反抗期といつものが刷り込まれているかと思います。私…

おかあさんVSノラネコぐんだん

犬好きと猫好きを比較した文章はいろいろありますが、一番納得がいったのは、「犬好きは自分の犬だけが好き、猫好きは猫ならみんな大好き」というものです。私は犬を飼ったことがないのですが、夫はかつて実家でパグ犬を飼ってました。先日も散歩中、可愛い…

幸せそうな人

大相撲中継とEテレの幼児番組以外、ほとんどテレビをつけない暮らしが2年ほど続いてるのですが(「マッサン」とか「深夜食堂」とか人形劇「シャーロックホームズ」などは録画してこっそり観てます)、この間偶然目にした育児番組の番宣で「育児のストレスの…

おかあさんレゴにハマる

連休中はお天気に恵まれたので、息子を連れて家族や友だちと上野公園や新宿御苑へ出掛けました。お休みが終わったと思ったら雨続き。体力の有り余った幼児持ちにはつらいところ。来月2歳になる息子へ、義母と義妹が早目の誕生祝いにと、この間レゴの赤いバケ…

2014年度仏検準2級一次試験

日曜日に受けてきた。大昔3級を受けたのと同じ青学。爽やかな秋晴れの中、落ち葉踏みつついい気分でキャンパスを通って会場入りする。受験生は若い女の子ばかりかと思いきや、男の子もけっこういたし、おじさんおばさん、中にはおじいさんおばあさんの姿もあ…

鮭失格

息子を産んでから、正確に言えば男の子を妊娠しているとわかったときから現在に至るまで「男の子ねえ……」とあからさまにネガティヴな反応をされることがありました。今はああまた暇人が何か囀ってらーと聞き流せるのですが、妊娠中と産後すぐくらいまでは神…

わるくない

フランス語を再び勉強し始めて半年あまり、読み書きはそこそこ思い出してきたけれど、聞く話すはまだまだお話にならない。仏検は準2級から2次試験の面接があるし、話す機会を見つけなければとかねがね思っていた。 というわけで今回無理矢理その機会を作っ…

菱田春草展@東京国立近代美術館

菱田春草展に行ってきた。会期末近くの週末ということもあり、入口のグッズ売場が大混雑でウヘェとなったけれど、館内はぎゅうぎゅうと言うほどではなく、比較的ゆっくり観ることができた。 春草について今まで黒猫の画家、という認識くらいしかなかったのだ…

勉強用アプリを買う

春先にフランス語の勉強を再開してから今まで、辞書は学生のころ愛用してたロワイヤル仏和中辞典を使っていたのだけど、『星の王子さま』のディクテを始めてからはページをめくるのがまどろっこしく、だんだんしんどく感じるようになってきた。 そこでやっぱ…

栞という名の青猫

今月でうちの猫が10歳になった。猫の10歳は人間の還暦近くに相当するらしいけれど、年齢がほとんど顔にも身体にも出ていないのでそうは思えない。羨ましいなあ。相変わらずジャンプ力も並外れてすごい。ただ以前にも増してひねもす寝てばかりになった。 うち…

Le Petit Prince

15年前、家を出るときに母の蔵書からこっそり持ち出して来た星の王子さま。 母の実家は本屋にツケで払っていたとかで、母は子どものころ本屋に行くと好きな本を好きなだけ選んで持って帰ってきていたんだとか。どういう家なんだ……。 つい先日、母に「この王…

めぐり逢わせのお弁当

めぐり逢わせのお弁当(http://lunchbox-movie.jp)、ヨガの先生に教えてもらって観て来ました。とても良かったです。 インド映画なのに踊りも派手な演出もありません。主人公は平凡な主婦と、退職間際のサラリーマン(このおじさん、どこかで見たことあると…