あけましてフュージョンファイト!

あけましておめでとうございます。数年前の自分が聞いたらびっくりすることですがウルトラマンヒーローズEXPOでフュージョンファイトしながら迎える新年は元日となりました。今年もよろしくお願いします。どうか皆が健康で過ごせる良い年になりますように。

巨大なオーブオリジンがお出迎えしてくれましたが、

私は本物のSSP-7に感動してしまいました。サムシングサーチピープル出動!

息子と夫は以前からたびたび行っていたウルトラマンのヒーローショーだけど私は初めて。子供たちの興奮のるつぼに巻き込まれてきました。アツかった!たった小1時間の中であんなことやこんなことが起きてびっくり。ヒーローショー舐めてた。堪能しました。通路側の席だったので息子はガイさんやウルトラセブンとタッチできました(ちゃっかり夫も)。いやぁガイさんこと石黒英雄さんは本当に美しかった。姿形はもちろん、子供たちと触れ合うその人となりまで男前でした。

このときめきはいつ以来だろう、安美錦の背筋を間近で観察したとき?栃ノ心の太腿と鳶色の瞳に釘付けになったとき?巡業バスで去っていく佐田の海の眠そうな微笑みに手を振ったとき?
ああ、まだ現役中の琴欧洲と握手したときに「こんなに美しい人間がこの世に存在するなんて」と息を飲んだけれど、あの感覚に似ている。ありがとう息子よ。お母ちゃん今まで生きてて良かったです。

私たちは観客席左側にいたのですが、目の前の左手ステージから突然ジャグラスジャグラーが飛び出してきてびっくり。息子は怖がって私の後ろに隠れてしまったのでまさかのかぶりつきで蛇心剣をぶんぶん振り回してるのを堪能できました。青柳尊哉さん、本物はやっぱりかっこいいねえ。息子に次は彼の武器である蛇心剣を作ってとリクエストされていたのでじっくり観察しましたよ。

あとは歴代ウルトラマン総出で怪獣たちに総攻撃をしたあと、私の目の前にいたウルトラの父と母が見つめ合ってゆっくり頷き合っていたのにときめきました。夫婦愛!その隣にいたキングが少し寂しそうにしている気もしましたが演技細かいな。とにもかくにも後ろの方の席の子供たちまで楽しめるように隅々まで配慮がなされた素敵なイベントでした。


一方ロビーではガイさんになりきってオーブに変身できる合成動画、なりきりムービーのDVDが作れます。撮影料が指定席券つき入場料より高いってどういうことだよ…とボヤきながら親バカゆえやらせてしまうのであった。

息子は半年前も違う内容のものを撮ってきたんだけど、当然ながら予期しない動きだらけだった。今回はもう4歳だしバッチリ決めてくれるかと思いきややっぱり色々明後日の方向にやらかしてくれた。まあそれが面白いしかわいいんだよね…。うちに遊びに来た人は強制的にこのDVDを見せられることになります。覚悟してね。


ウルトラマンは仏像に似ている。おそらくは昔から言われていることだろうし実際初代ウルトラマン弥勒菩薩がモデルになっているらしいけれど、今日その思いを新たにした。バランスが取れていて美しい。その意味ではウルトラマンオーブはちょっと原点回帰したデザインだったと思う。いっぽうでセブンのすこしメカメカしいところも好きなのだけど。
今日は神社仏閣には行ってないけど現人神ならぬ現宇宙人神に詣でたということでこれもまた初詣のひとつになるのかな。ならないか。

ウルトラマンが助けに来てくれないこの世界を私たちはどう生きるか、去年シン・ゴジラを観てからずっと考えている。答えはまだ出ていないけれど考え続けていかなくてはいけない。息子がこうしていつもニコニコ楽しく暮らせる世界はどんなものなのか。だって息子の夢は「せかいじゅうのみんなとおともだちになること」だから、少しでもその夢に近づけるように私も何か努力したい。母ちゃんはポンコツですが息子はすくすくと心優しい子に育っています。親はあっても子は育つ、ありがたいな。


夢のように過ぎた元日から一晩経って息子は発熱…私もバッチリとばっちりを受けて文字通りの寝正月になってしまいました。というわけで蛇心剣作りに挑戦です。

https://www.instagram.com/p/BO1ZQ07hC_Z/

不器用ゆえ切り出しから彩色までだいたい5時間くらい。でもこれだと鍔がなんだか五徳みたいでカッコ悪いので後で直しました。こだわってもすぐ壊されちゃうのにこだわらずにいられない。

この花びらみたいな感じを段ボールで出すのはなかなか難しい。

さて1ヶ月かけて段ボール武器職人してきましたがなかなかどうして面白かったです。使い込まれて何度も修理するもまた楽しからずや。

https://www.instagram.com/p/BO1aIhuh_D3/


考えたら息子は2歳当時からウルトラマンひとすじなのだった。あの絵本のニセアンパンマンやニセ仮面ライダーには目もくれなかったんだよな。

あばよウルトラマンオーブ!

先週の土曜日に最終回を迎えたウルトラマンオーブは4歳の息子にとってはもちろん、私にとっても初めてリアルタイムで観るウルトラマンだった。監督の田口清隆氏のドキュメンタリーを以前観たことがあったので、彼が優れた特撮作家ということは知っていたけれど、それでもウルトラマンというブランドと最新CG頼みなんだろうし、息子は喜ぶだろうけど、大人にとってはたいして期待できないだろうと思いながら観始めた。

……最終回、私も夫も泣きながら観てた。観始めたころの自分をガイがジャグラーにやった勢いでぶん殴ってやりたい。申し訳ございませんでした!素晴らしかった!私の中では真田丸を抜いて今年の連ドラ一位に輝いています!(というか今年観た連ドラはその2本だけ)

歴代のウルトラマン達への信仰にも似た心服ぶりもさることながら、それでも新しいウルトラマンを生み出そうとする制作陣の気骨に溢れた作品だったと思う。何より物語が良かった。演出も素敵だった。俳優たちがカッコよかった(特に柳沢慎吾!)。毎週ワクワクさせられた。まだウルトラセブンを数回しか観ていない私が言うのもおかしいけど、これは往年のウルトラマンファンも納得できる作品なんじゃないだろうか。

悪役に徹し切れないジャグラーについてははじめは不満だったけれど、田口監督が「善悪二元論にしたくなかった(大意)」と言っていたのを聞いて納得がいった。この世界に絶対の正義も絶対の悪もない。オーブも例外ではなく一度は闇の力に振り回されてしまう。その闇を取り込むことができて初めて、彼は無敵のウルトラマンになれたのだ。

ガイとナオミの別れのシーンはウルトラセブンダンとアンヌへのオマージュだろう。ダンがセブンとは知らなかったアンヌに対し、ナオミはガイがオーブだということに気づいている。もちろんナオミがアンヌとは違って巫女的役回りを担っているということもあるけれど、ヒロインと気持ちが通じていだからこそ、ガイはオーブとして存分に戦うことができたのだろう。戦うのはヒーローだけではなく、心を繋いだひとりひとり。これは今回のウルトラマンの大きなテーマのひとつなのだと思う。

スピンオフのサーガを観るためにAmazonプライム会員になってしまったし、元日からウルトラマンEXPO観に行くし、まだまだウルトラマン漬けの日々は続きそうな予感(あれっ仏検二次対策は?)。

田口清隆監督のウルトラマンは本当に素晴らしいし、新作もまだまだ観てみたいのだけれど、シン・ゴジラを体験してしまった身としては庵野秀明の描くウルトラマンが是非とも観たい。この夏ウルトラマン50周年記念番組に出演した際に子供の頃からのウルトラマンへの憧れを熱く語っていた庵野氏なので構想はきっとあるんじゃないかと妄想している。叶わぬ夢かなあ。叶ってほしい。

誕生日プレゼントの一環として息子が寝てる間に作り続けた段ボール製ウルトラマンオーブ三種の神器、オーブスラッガーランス、オーブリング、オーブカリバー。

ついでに試作品だったオーブリングを塗り直してダークリングも。制作期間はおよそ1週間、画材は全てダイソーで調達した。握り締めて遊び倒すことを想定してアクリル絵の具を使用。息子に渡したら飛び上がって喜んでいた。色々雑だし反省点はあるけど嬉しいなあ。もちろん数千円出せばどれも本物が買えるんだけど、自分の大好きなウルトラマンを母ちゃんも楽しんでたっていう思い出があってもいいよね。初めの頃「えっ武器を使うウルトラマンなんて…」と思っていた自分をやっぱりガイがジャグラーにやった勢いでぶん殴ってやりたい。実際工作楽しかったのでまたやろう。

サーガはなんだかスターウォーズ風味。これからが楽しみ!

息子が4歳になりました

https://www.instagram.com/p/BN3pqJBhhML/

4歳になると誕生日ケーキの火のついたロウソクを触ろうとしなくなるのですね!すごい、すごい成長だなあ。おめでとう。

プレゼントはウルトラマンオーブに登場するヒーローのみなさんのソフビとウルトラマン数字絵本、あとは母ちゃん手作りのウルトラマンオーブグッズですがそれについてはまた後日書くつもりです。

というわけで息子は無事4歳になりました。ウルトラマンと猫が大好きな男児として元気にすくすく育っています。性格は相変わらず思いっきり外向きで、老若男女誰にでも優しいお節介おにいさんのままです。
私はやはり生まれてこのかたこんな愉快な子供に会ったことがありません。それはこれまで私がほとんど子供と接する機会がなかったから感じることで、広い世の中にはこういう子もそれなりにいるのだろうと思いきや、親戚や子沢山の知人たちも「こんな面白い子は初めて」と口々に言うのでやっぱり珍しい生き物であるのは確かなようです。
最近ある児童館でトイレに行った時、作業中だった清掃員の女性に息子が「いつもきれいにしてくれてありがとうございます」と頭を下げたので私も相手もびっくりしました。やっぱり私が産んだのは天使に違いない…
白いご飯よりも硬いバケットを好んで食べるので、前世は南欧の人なんじゃないかと踏んでいます。あ、でも肉は嫌いなんだよな〜そこらへんは謎。

能天気に楽しく暮らしている一方で近頃「なぜひとはしんでしまうの?」が口癖だったりします。人生の9割方がお祭り騒ぎみたいな息子でも、心の中にほんの少しだけしんとした部分があるようです。なので先日母ちゃんが一番好きなアニメーション映画「銀河鉄道の夜」を見せました。観終わって一言「かなしい」。少しでも何か感じるものがあればそれでいいさ。また一緒に観ようね。

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本音を言えばこの貴重なしんとした部分を伸ばしてほしいと願っているのですが、まあそのへんは望んでもせんないことなので毎日健康で楽しくウルトラ活動してくれていたらそれで御の字だと思っています。君のおかげで今日も退屈しないよ。ありがとう。母ちゃんはずっとずーっと君を応援しています。



あいうえお絵本も持っていますがウルトラ好きなら必携かと。大人でも楽しめます。